というテンションでは無かった。
緊張でトイレに行きたくなっていた。
カラオケ大会に出るという霧雨魔理沙(東方の準主役)のコスプレ(聞いてみたら15000円ぐらいしたらしいが、2日目焼き鳥のタレをつけてしまっていた)に扮したデザイン科の先輩が「緊張する」と言っていた。
ちなみに2日目は霊夢もメイド長もいた。が…皆三年生なので来年はなんになるのだろうか…
まあ、多分「緊張する」以上になると「トイレ行きたい」になるんだろうね。
しかし…音楽部は文化部でも大変な部類に入るだろう。
まず部員の割に部室がないからみんなで合わせる練習はろくに出来ない
機材がある部屋から狙ったとしか言いようが無いぐらい体育館が遠い
そして後夜祭でも機材運びとセットであたふたしていた。
そして準備も終わり、「トマトはレタスのごま油!」という我々のかけ声と共に幕が上がった—
体育館のライブではほとんど自分の声が聞こえない。
体育館という広い場所だからこそみんな音量を上げるからだ。
俺っちはむちゃくちゃ上手くてむちゃくちゃパワフルなドラムの前だからよけいに聞こえない。
だから、聞こえていると信じて全力で歌うだけなんだ。
歌詞も駄目
だったら誰よりも必死に楽しんで歌うしかない。
自分が盛り上がって無いのに他人を盛り上げられる訳が無いから—
後夜祭のライブが終わった時、不思議とトイレに行きたいとは思わなくなっていた。
その後実際、寝る前までトイレに行っていない。
楽しかった。聴いていたひとがどう思ったかは知らないが、楽しかった。
まあ、そのあととかって大体打ち上げに行きそうな流れじゃん?
ところがどっこい、ギターのもっこりやが彼女とアレするためにそそくさと帰宅。
打ち上げ自体がお流れに。
昼飯を食い損ねた俺にとってはとんでもない大打撃だった。
仕方ないから帰宅。
両親が妹のダンスの発表に行った為、家には俺一人。
数時間前には考えられ無かった寂しい晩ご飯となった。
メニューはカップめんと学校で買った饅頭。
今回の文化祭…終わり方と残ったものが微妙だが…
マトモなのはネームプレートぐらいか?
だけど、それでも
残った思い出は最高だった。
どんなに老いても
何があっても
しっかりとはいかないかもしれないけど
俺は今年の文化祭を忘れない。






















