私が背負うものはそれほどに重かった。
着替え、雨具、水…
それだけだというのに。
まあ、水が2Lというのもあるんですがね。
普段出かける時は片時も手放さないPSP。
今回はおいていく。
そりゃあアナタ、富士山にPSP忘れて見つかると思ってるんですか?
そう、自分は遠出するさい不安材料を可能な限り排除している。
そのため合間の時間つぶし
【PSP・DS・ラノベ】
をおいてきた。
しかし、そんな私にも不安材料があった—
爪を…切り忘れてしまったのだ。
爪の白い部分(肌と密着してない部分)が3〜4ミリぐらいはあるだろうか。
これが私の不安材料だ。
現段階ではこれぐらいだろうか?
「いや、まて…」
この不安を取り除ける可能性がある!
私の友人ムッシュが部長をつとめている陶芸部!
あそこに作品の爪切り(ちっちゃい)があった気がする!
ムッシュにメールを送る。
なにしろ山を登る格好のため制服ではない。
制服じゃないのに陶芸部の部室の鍵を借りるのはまず無理だろう。
そのためムッシュにメールを送ったのだが…
「ああ…駄目か。」
まあ、そもそも爪を切り忘れた俺が悪い。
学校に着いたしもう諦めるか。
ワンダーフォーゲル部で指定された場所に向かう。
どうでもいい話だが、この学校を離れる前に一度だけでも行きたい場所がある。
学校より徒歩一分
「喫茶ぱぴぷぺぽ」
名前が気になっている。
関係ない話終了。
集合場所到着。
先生が一向に現れない。
「爪切り探せば良かった」

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