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2011年8月26日金曜日

マウンテン・フジ—護—

目覚めると当たりは暗かった。
時計は19時10分を示していた。
明かりもケータイ画面ぐらいしかなく、テレビがないだけで7時はこんなにも暗く、静かなんだと感じる。

登りはカメラの出番は無さそうだ。

しかし先ほどより一段と寒くなっている。
夜の富士山は夏を全然感じさせない場所のようだ。
登る前には持ってきたトレーナーも羽織るとするか。


しかし、出発までまだ時間がある。
もう一眠り…出来るか?厳しいんじゃないかコレは。


寝る前は2本だった電波がゼロになっていた。
「八方塞がりか—やること無いな」


9時40分頃出発。

とても寒い!
トレーナーを持ってきたと思いこんでいた私は、Tシャツ2枚、長袖一枚、カッパでこの寒さに挑む羽目になった。
しかし、眼下に広がる夜景がとても綺麗だった。(ケータイのカメラがショボくて撮れなかった)
そして空には満天の星。
寒いのが本当に残念だ。

登り出す。
街頭など無い富士山で、光源となるのは自らのヘッドライト。
それ以外のとこは他の人が照らしていく。

そのため景色は夜景と星空だけで他は真っ暗。
また、歩く際よそ見は出来ないので、ずっと足元を見ることになる。

23時29分旧7合に到着。
星が綺麗だ。ゆっくり見ると改めて感じる。

しかし、登れば登る程に寒くなっていく。
そろそろTシャツ2枚、長袖1枚の限界が来るだろう。

1時05分9合到着。
寒い。息が白久なる所で既に寒い。

ちなみにこのころ、我々は雲に入っていた。

知っているかは知らないが雲は非常に小さな水の粒が集まって出来ている。
そのため雲の中はミストでサウナ状態になっているのだ。

辺りがミストでサウナ状態だと何が起きると思いますか?

まず!小さな水滴が髪の毛に!
色々塗れちゃう。
視界が悪くなる。また、辺り中霧みたいなので、その水滴にライトの光が反射するため、更に遠くが見えない。
あと寒い。

『寒い』で思いだした。

富士山は山脈みたいに複数の山が並んでいる訳ではなく
勝手に一個だけドーンと山がある。
そのせいで風という風を受ける。
また、高山植物が無くなるあたりからその風が我々にダイレクトに当たる。


だから、かなり寒くなる。


とりあえず雲の中、9合目を我々は後にした…

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